気になる150 ◆トルクメン神秘の国のアカペラ:B-N◆
世界のアカペラグループを
紹介するコーナー第 150 弾!
先日のモンゴルのアカペラ (→記事はこちら) に続き、シルクロードをさらに西に進んでみました。するとカスピ海の東岸には、シルクロードの神秘の国トルクメニスタンが。ここは間違いなく中央アジアで最もミステリアスな未踏の地。今回はこの国から、旅情とマニア心を最高にそそる、謎に包まれた超絶ウルトラレアなアカペラグループが初登場です!


トルクメニスタンから!
「Bagtyýarlyk nagmalary (B-N)」
トルクメン国立音楽院 史上初だという、
若き混声トルクメン現代アカペラグループだ。
民族音楽の響きはペルシアやインドの影響もあり、
遊牧民+農村的で素朴、どこか昭和?の郷愁も誘う☆
まずはワタクシ村長が大好きなこの曲から。
「Aşgabat (Ashgabat)」
タイトルは彼らの国の首都アシガバットで、
映像美もありメロディーが素敵!
すごく綺麗に管理された街だ~。民族衣装も素敵だし。
この曲の楽譜も売っているようだ!?→https://shahzod.gumroad.com/l/zbuwy
この歌で歌われているトルクメニスタンの首都アシガバットは "愛の町/the city of love" を意味する。また "中央アジアのドバイ" や "ホワイトシティ" とも呼ばれ、近代的・都会的で整然としており、豪華な白い大理石が使われた建物が多く、夜のネオンもキラキラ美しい。「白亜の大理石建築物の凝集度の高さが世界一」としてギネスにも登録されている。ただし独裁者の嗜好か、奇妙・奇抜な雰囲気がちらつき漂う……。
まずグループ名 Bagtyýarlyk nagmalary の読み方からして分からない、謎。Google 翻訳によるとトルクメン語で
「Bagtyýarlyk」→Happiness、
「nagmalary」→patterns となり、
"Patterns of Happiness→幸福のパターン"
という意味になりそう?
B-N の活動が確認できるのが 2017 年から。
女性も男性も笑顔がキュートです。上の映像の 0:27~ などでリードの男性 Shahzod Gulmuradow さんが中心人物なのかな? ビートボクサーの Mekan Yagshygeldiev さんはイケメン。Pentatonix の影響は受けているようだ。
B-N は現地のテレビ出演などしていて活躍しているみたい。それでは、その他のオススメの MV や TV 出演映像もいくつかピックアップしてお届け!
「Bilezik」
女性パートと男性パートの掛け合いが素敵。
山間の自然を感じる
「Her çemenden bir gunça」
「Sporta shohrat」
タイトルはトルクメン語で sports glory。
楽し気にぎやかなスポーツ応援ソング!
あれ!? 何だか知ってるメロディーラインが。
「Her chemenden bir guncha,
Shadyyan gun」TV 出演
「Yarymey」屋内で優雅に
12 月メドレー☆
「Bitaraplyk owazy」 (Nota ashakda)
[Popuri (Turkmen sahra,imfrühtau zu berge,ПолькаЯнка,despacito,TRAVIATA,Arkadag)]
「Banket 2019」パーティーで生声☆
番外編:
「All about you」
B-N メンバーがいる新しいプロジェクト。
普段プライベートはこんなにカジュアルで仲良し?
楽しそう☆

Shahnoza Urunova さんが
エキゾチック・ビューティー☆
(上掲写真の右から 2 番目)
彼らの 2021 年のアルバム
『Turkmen A Capella Sings 2』が好き!
上記の曲も収録されています。
また B-N の前身のグループがこちらの
「Owaz A Capella」 でしょうか。
その 2012 年?のアルバム
『Turkmen A Capella Sings』 も素敵です。
なんだか "?" マークが一杯の記事になってしまいましたが、謎に包まれつつも魅力的な彼らメンバーの今後の活躍に注目していきたいです。
【B-N 試聴 @ Spotify】
https://open.spotify.com/artist/2qh1XuSHTjIPkqWYkRsApG
神秘の国のことが気になりすぎて、
[トルクメニスタンと民族音楽] についても
↓まとめてみたので、"続きを読む" から見てみてね!
気になる149 ◆初!モンゴリアン・ボーイバンド:S4◆

Mongolian First Pop Acapella & Beatbox group

気になる旬なアカペラバンド紹介コーナー第 149 弾は、
あかぺら村初登場の国モンゴル国から!
激レアなモンゴリアン・ボーイバンド 「S4」☆
モンゴル・ウランバートル初
の Pop アカペラグループです。
その魅力は、まさにかつて大帝国を築いた
モンゴルの広大な大草原や砂漠を駆けるような、
爽快さと、起伏に富んだ厚みを兼ね備えたハーモニー。
最近は 4 人の男性ボーカル+1 人のビートボクサー Bachka を招いてアカペラも歌う!
では、最近のオススメ作品をピックアップしてお届け!
日本の歌謡曲に通ずる雰囲気があるのは
長い歌の "こぶしロード" があるから?
「Лоолой (Looloi)」
「Алтанхундага (Altanhundaga)」
モンゴルの口琴とホーミーの魅力を
存分に味わうには次の 2 曲。
「Зуугийн Шил (Zuugiin Shil)」
「Отогийн Баруун Зах」
騎馬遊牧民の文化圏♪
モンゴルは近年民族文化の復権がめざましく
21 世紀になり開かれてきた国。
世界一 (国連加盟国の中で) 人口密度の少ない草原の国で、
今でも多く暮らす伝統的な遊牧民の生活は素朴だが、
首都ウランバートルには全人口の約半数が集中し、
都会の変化は急峻らしい!?
この上記のアカペラを観ればその都市の雰囲気を感じるかもしれない。また日本でなじみの文化として相撲が強い、朝青龍や白鵬でおなじみ。
彼らの民族音楽、固有の芸能文化には豊かな土壌がある。
"アジアの歴史は、「シルクロード」 の名に象徴されるように、農耕定着民と遊牧漂流民との交流・拮抗の歴史だった" という。モンゴルの遊牧民の独特な節回し、遊牧民的な "長い歌には オルティン・ドー"、農耕民的な "短い歌には ボグン・ドー" がある。馬頭琴 (morin khuur) も有名。トールチ、トーリ、マグタールも。
歌にはアカペラのような "多声化" の歴史があるが、
モンゴルのホーミー唱法やチョール唱法が簡単な多声化を示している。
モンゴルの声楽には 3 つのタイプ
があるとされる
[民族音楽, 江波戸昭, 1998]
① ハイラフ (叫び声、うなり声的)
② トーラフ (歌う)・アヤラフ (メロディをつける)=上述のオルティン・ドーやボクン・ドーを歌う
③ 喉歌ホーミー (Khöömii, thoroat singing)
このうち、一人二声を出すホーミーは、"ハイラフ調のダミ声を低音のドローンとして、口腔を技巧的に駆使して倍音をひびかせる"。また、"オルティン・ドーは無拍節的で自由にゆっくりと、こぶしをきかせて長く引きのばして歌う馬子歌調のもので、無伴奏かモリンホールの伴奏で歌う。ボグン・ドーは対照的にリズムがはっきりしたテンポの早目のもので、装飾は少なく、シャンズやヨーチンなどで伴奏される。"
そういえば、アルコール度数の高いというモンゴルの 「ハルアルヒ」 を飲んでみたい★
その他の S4 の動画は
"続きを読む" から!
ビデオ1286 ◆NoVI // Hallelujah◆
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cutting-edge
six voices, one sound

「NoVI」
イギリス・ロンドンの
混 6 声 Pop/Jazz/Folk/R&B アカペラグループ!
あかぺら村がお休みしていた間、そして彼らはコロナ禍でステイホームを余儀なくされていた中、2 人の女性新メンバーを迎えていました!
アルトに Grettel Killing (2019.10.~)
ソプラノに Lydia Clowes (2020.12.~)☆
今回はそんな新メンバーとともに
ステイホームで撮影した
素敵なショート作品をいくつか紹介します。
「Break My Heart」
新メンバー Grettel のリードで、
ステイホームのスタイリッシュな替え歌☆
"I should have stayed at home"
2020 年代の世界へ向けて
「Girlfriend」
アレンジは新メンバー Grettel!
そして感動のライブ収録映像も。
「Hallelujah」
ロンドンの教会 St Michael Paternoster Royal において厳かに。ベース&アレンジ+音響担当の Jonny のリードから始まる。新メンバーのアルト Grettel は 1:46 からリード。
ソプラノは前メンバー Lotte。アメリカのアカペラグループ The Edge EEffect (→あかぺら村カテゴリ) のアレンジも好きな曲。
以下、過去メンバーでの
オススメ未公開映像もいくつか掲載。
「Santa Barbara」
彼らの初オリジナル作品!
世界で最も有名な橋のひとつ、テムズ川に架かるロンドンのタワーブリッジを背景に感動の生収録。
後半の盛り上がりと、バリトン Freddie &テナー Seb のダブルリードが最高。ロシアを旅した後に撮影を決意したという映像。
「Shallow」 名曲を生収録
「My Own」
2019 年、モスクワの世界最大規模の国際アカペラフェスにて。彼らのアカペラアレンジの中でも好きな曲のひとつ。
ソプラノはサポートメンバー。
[Московская весна A Cappella 2019]
【NoVI 公式サイト】
https://www.noviacappella.com/
【試聴 @ Spotify】
https://open.spotify.com/artist/5Mhi4IVqzF0DvHht1vySyj
ビデオ1285 ◆A-live // Schweizer Medley◆

Acappella Entertainment
& Acappella comedy show

1999 年結成、歴史 20 年以上のエンターテイナー、
スイスの Comedy アカペラグループ 「A-live」。
なんと最近、メンバーの大革新が行われ、
ずっと男 6 人組のヤロバン路線だったのに、新しく女性が 2 人も加わり、さらに同じスイスの若手アカペラグループ INVIVAS (→あかぺら村カテゴリ) の実力派パーカス Claudio とテナー Axel が加わっています。
そんな最新メンバーでの最新映像!
スイスのヒット曲メドレーで再始動をお祝いだ!
[2022 年 4 月 30 日 SRF Happy Day 2022 にて]
リードの順番は
① 0:19~ バリトン Kent
② 0:43~ テナー Axel
③ 1:07~ ソプラノ Nyna
④ 1:45~ ソプラノ Tiziana
ベテランの安定感+フレッシュなパワー。
新生 A-live、世代と時代を超えた温かさと、
爽やかなハモリがあってとっても素敵~。
これからも応援するぞ!
現在の A-live メンバー:
Nyna Dubois - ソプラノ (2022 年~)
Tiziana Gulino - ソプラノ (2021 年~)
Axel Marena - テナー (2022 年~)
Kent Stetler - バリトン (2018 年~)
Stephan Schaberl - ベース (2005 年~)
Claudio Gilardoni - VP (2022 年~)
旧メンバーでの映像も載せちゃいます☆
「Gala Showreel」
「Mundart Showreel」
【A-live 公式サイト】
https://a-live.ch/
【試聴 @ Spotify】
https://open.spotify.com/artist/4v3VVBLfAlBfdRLThbkgMU
ビデオ1284 ◆Rabbit Cat // Sunbelieve◆

2021 夏始動。
混 5 声 Pop 「Rabbit Cat」 初登場
日本で注目の新時代アカペラグループ!
「Sunbelieve」
2021 年 10 月 31 日に公開されたオリジナル曲。
Miki さんの透明感ありつつクリアカットな高音が魅力的なリードと、KEN さんの "芳醇な" ベース (1:37!) が鮮やかに夏の思い出を描く。
Music & Lyrics by : とおるす
Mixed by : Darren Rust at Skyland Studios https://www.darrenrust.com
Illustrated by : りお https://twitter.com/kari25cm
Video edited by : はつみ, 優輔
なんとミックスエンジニアは Darren Rust 氏。
彼は "Quincy Jones、Michael Bublé、The Blenders (→あかぺら村カテゴリ)、Naturally 7 (→あかぺら村カテゴリ)、Home Free (→あかぺら村カテゴリ) といった世界的なミュージシャンやアカペラグループの作品を数多く手掛ける"

この曲 Sunbelieve は奇しくも、今年 2 月から戦禍に巻き込まれているウクライナの国花 "ヒマワリ sunflower" がテーマ。りおさんの素敵なイラストのヒマワリの黄色と青空がウクライナの国旗カラーになっている。
この曲はウクライナのアカペラフレンドで同国のアカペラグループ DukeTime (→あかぺら村カテゴリ) のメンバー Greg さんも絶賛。また最近、他国出身の友人に紹介したところかなりのお気に入りとなり、リピートして "めっちゃ聴いてる" と言っている。私のぶらすも近年の日本のアカペラ楽曲の中で 1 番好き。
アカペラで世界は繋がる。
世界の平和を "信じて" we believe。
#PrayForPeace
【Rabbit Cat】
2021 年 7 月活動開始。アカペラクリエイターとおるすを筆頭に結成された新時代アカペラグループ。今は SNS を中心に活動中。とおるすさんはゴスペラーズなどにも楽曲提供をしており、YouTube アカペラチャンネル 「とおるすアカペラチャンネル」 のトップクリエイターとして絶大な人気を誇っている。また、はつみさんはパワフルな歌声が魅力で、多重録音アカペラのアーティストとしても活躍し NHK Eテレ 「沼にハマって聞いてみた」 に出演した。多重録音 SNS アプリ 「Acapella」 でのフォロワー数は 1 万人超。
[現在のメンバー]
Miki - ボーカル、トップコーラス
はつみ - ボーカル、セカンドコーラス
優輔 - ボーカル、サードコーラス
とおるす - ボーカル、フォースコーラス
KEN - ボーカル・ベース
↓各種ネットニュースはこちら!
https://vocalmagazine.jp/news/release/211217_rabbit_cat/
https://www.thefirsttimes.jp/news/0000059049/
https://be-official.jp/news/64415/
「狼日和」
感動の 2nd オリジナルソングも必聴。
リードははつみさん。
はつみさん (作曲) と優輔さん (作詞) の初タッグ作品。
「Scatting World
(スキャッティングワールド)」
"問答無用!吐き捨てて"
先月 3 月発表の 3rd オリジナル!スキャットが楽しい!
「YOASOBI」
ラビキャ初作品である、
人気楽曲のスタイリッシュで
個性に満ちたアカペラカバー。
Pentatonix (→あかぺら村カテゴリ) に捧ぐ。
「鬼滅の刃メドレー」
紅蓮華から残響散歌まで。注目のアカペラグループ Nagie Lane (→あかぺら村カテゴリ) の baratti さんと共演!
「一途」
New Schooler (→あかぺら村カテゴリ)
のメンバーでもあった
人気のアカペラー Shimo-Ren さんと共演!
【Rabbit Cat 試聴 @ Spotify】
https://open.spotify.com/artist/7uQxGv7xljGdzCVAOy9X1Y